天比登都柱(あめのひとつばしら) それは夢の島・壱岐
また神の世界と地上の世界を結ぶ一本柱の國、それが壱岐

どうぞ、食を文化をご堪能ください

福岡市内からジェットフォイルで一時間程度の離島・【夢の島・壱岐】です。様々な素晴らしい素材を使った海産物、農産物など、あらゆる素晴らしいを全国の皆様にご提供できればと真剣に考えております。どうぞよろしくお願い致します。

夢の島・勝本浦の漁船群

聖母宮に参拝したのでそのまま勝本浦の漁船をほぼ全船撮って見ました。
 
4枚目に「海栄丸」という船があると思います。
 
同級生の19tイカ釣り漁船です。以前は金沢か小樽まで行ってましたが今は行ってません。
 
19t船は今では21艘(全盛期は60艘)まで減ってます。
 
最近、インドネシア人が5人ほどいるそうです。
 
彼らを乗組員として数船、稚内に行ってるみたいです。
 
諸事情あるでしょうが、19t船には外国人雇用で稚内に行ってほしいです。
 
何枚目かに「島内マップ」と「壱岐剣」の看板からが東部方(新興漁師町)、看板までが西部方(旧来からの漁師町)です。

「結構、船おるやん」と思われるかもしれないですが、こんなもんじゃなかったですから。
 
 
 
1 漁協合併
私も拘ってきてた部分が大いにあったが、もう4町合併しているのだから漁協も一つでいいんじゃないか?そりゃ勝本浦に生まれ、今ならまだ「勝本ブランド」も利くだろう。でも、もう本所がどこでもいい。「壱岐市」なのだから。

2 太平洋クロマグロ問題
外圧だと思ってる。聞こえのいい「マグロ資源を守る会」はどこへ?自主規制をしてもなにも変わらず。「勝本ブランド」と一応ブランド化されている。知っているのは漁師、漁協、福岡魚市場と大間くらいだろう。築地時代に初値を大間と競った時期もある。20年ほど前から連れ出した?那智勝浦で「おたくんとこの国会議員さん巻き網漁船もってらっしゃいますよね。私らは勝本さんの一本釣り賛成、巻き網反対ということで同意してマグロサミットに参加したんですよ。」
「・・・(汗)。議員さんのことはわからないですねぇ。」と汗を掻きながら。これは補助金です。言質は漁協職員から取ってます。
「大間さんと勝本さんが一番しんどいでしょう。釣れる人、ほんの数人でしょ?」
 
7tクラスの漁船で一本釣り、400t級が埋め尽くす中国。何もかもさらっていく。稚魚も養魚も。
勝てるわけがない。中国に勝てる国力にならねば。
 
3 19tイカ釣り漁船
僕が高校時代に一個上の奴なんか50万~60万手にしていた。だいたい4人~5人でいく。行き先は浜田、金沢、小樽に5月から12月初旬まで。7tクラスは勝本沖でヤリイカ、19t船はスルメイカ(魚釣り漁船は近海でこれをエサにする。またはサンマ。よって、エサを釣りに行って、魚を釣りに行くのである。)中学を出たばかりでも返って来たときは体が違ってくる。そして、乗り込む船が豊漁だと賃金も違い、乗った船で稼げるかどうかはすでに決まったようなもの。
僕の従弟の長男は一番船に乗っていた。ここで生ずる人命第一か?漁獲第一か?当時、人命なんてあっただろうか?滅多にしゃべらない従弟が船を降りた後「三角波ちゅうとんあいったいね(三角波というのがある)、いっきよいな波バイ(凄い波だよ)。何回、救命道具つけたかわからん。そいでん帰らんとバイ(それでも帰らない)。恐ろしかったよ。船頭が癇癪もちやろうが。布団ば捨てられた時は腹んたったねぇ」と従弟が漁業について話したのはそれだけだ。次男、三男だったら船頭に飛び掛かること間違いなし!従弟の長男は、家の借金を全て返してしまい、出て行った。
こういう危険区域に入るのを自慢ぶる船頭がいるから次が育たない。後継者不足に対する対応は遅すぎた。
 
4 養殖
これは絶対必要。どこで学んだか忘れが、これは養殖だから500円、これは天然物だから2,000円とスーパーなどで言えば、納得して養殖物を買っていく、と。これは消費者心理であって、漁師は天然物がおいしいことも、次の日釣った魚が脂がのっていたこともわかる。しかし、魚離れが叫ばれる中、世の消費者がそこを分別することができるだろうか。はなはだ疑問である。仲買が話し合わせて値段を上げないと聞いた。だから魚が安いと。他の漁協に回せばいい。勝本漁協に一部払えば他の漁協に回せる。
そして皆さん、安価なドラッグストアに通ってるでしょ?
だから、銚子漁港が水揚げ7年連続一位である。銚子の組合員は300人。それで一位になるのは無理だ。それとネット、10年前に訪れた時話したら「安定供給ができないから」と現・参事に言われた。「あー、帰ってほしいんだな」と思い辞去しました。「売り切れ!!」と書けばいいだけの話。
養殖はいくつかの養殖をしている、一番驚いたのは同級生(三男)の上村真珠、農林水産大臣賞などを頻繁にもらうまでの会社に成長している。
大分県水産センターに飛び込んだ時、養殖のことを詳しく教えてくださった。「皆さん、場所、潮の流れなどをよく気にされるんですが、一番大切なのはそこに住まう方々の気質です。種をまき、芽が出て、花が咲いて、実になってというのを待てることです」
大笑いしてしまった。うちの町、ヒラメの養殖一年・・・。「あと一年待てば商品化できたかもしれなのにおしいですね」

まとめ
僕には何も発言できる権利はない。組合員でもないし漁場に行ったことはない。しかし、漁協の人より、漁師の人より、数多くの漁協、漁港を訪れている自負はある。成功事例も失敗事例も、正直、破綻した那智勝浦漁協を訪問するのにはためらいがあった。でも、前しかないと思い、飛び込んだ。
だから、僕はいろんな漁師町を知れたし、その人たちの生活を感じれた。
漁協職員もかわりたくないんだと思う。漁師は昔のように釣れる漁場になるのを待つ気だろうか。
狙っていた同級生を集めて、同級生だけに本音を聞きたいと思っていたが、もう僕ってガキ大将じゃないんだねw
でも、諦めない。潮の流れは変わるはず。顔晴ります。
 
※関サバ・関アジ、佐賀関、萩の話はまたの機会に。
 




 

【壱岐の象徴・猿岩】

猿 岩

 

【全国の月讀神社、月讀宮の元宮】 

月 讀 神 社