天比登都柱(あめのひとつばしら) それは夢の島・壱岐
また神の世界と地上の世界を結ぶ一本柱の國、それが壱岐

どうぞ、食を文化をご堪能ください

福岡市内からジェットフォイルで一時間程度の離島・【夢の島・壱岐】です。様々な素晴らしい素材を使った海産物、農産物など、あらゆる素晴らしいを全国の皆様にご提供できればと真剣に考えております。どうぞよろしくお願い致します。

競泳?

島の子どもは、みんな泳げると思っている方がいませんか?
これは私も高校に入って知りました。
泳げない子がいると・・・・。
 
正直、驚きました。
 
18の小学校→10の中学校→2の高校、コミュニティは小学校単位の18。
そうなんです。
島中がホップ・ステップ・海ではないんですね。
 
まず、僕ら(勝本小学校)は辰の島行き(当時、遊覧船はない)の船が港湾を出ていく瞬間にみんなで灯台から飛び込む。
観光船から拍手喝采!!
これを飽きるまで繰り返します。ただ拍手されるだけである。
 
僕らの小学校の生徒はお母さんが農家の出身じゃないかぎり田植えをしたことがある子はいないと思います。なぜ?田んぼがないからです。
ソフトボールの練習試合で負けると監督に言われます(天敵・田河小→田河中)。※大人になって知ったことだが、監督は田河小出身らしかった。
「勝本の子は田植えや稲刈りばせんけん、辛抱が足らん!!」
僕は「関係なかろうもん・・・。」と呟く。
 
「並べ!!ビンタや!!拓也と秀◯は二発!!」
「またか(拓也二発は当たり前になっていた)」と呟く。
 
食らったあと、痛くて頭に血が上るが、このオッサンは日体大のレスリング部レギュラーだったことを思います💦
 
5年生の夏休みはソフトボール選手は小学校最後の海です。
6年生は水泳禁止です(笑)
磯や岩場で怪我をしたら大会成績に影響を及ぼすかららしいが、僕は思っていた(どこぞの名門私立じゃあるまいし、町立やんw)
 
岩場での磯の泳ぎはたまにアワビ、ときどきウニ。
実を出して塩気のまま食べるウニは最高です!!
 
そして、夜は海うなぎ釣り、釣ったやつを料亭みたいなところに持って行き、500円で買ってもらう。今、考えたらボッタクリ。2、3千円でもいけると思う。
 
夏休みも終わりが近づくと一つ上の晋ちゃんに
「普ちゃん、自由研究した?」
「うんにゃ」
「一緒んせん?」
「拓!浮き桟橋行こうか?」
「は?台風よ?よかよか行こう!」
「拓!タボ(タモ網)持っちけぇ」
「うん!!」
と浮き桟橋の突端に行き、潜って浮き桟橋の下に顔を出す。
いるいる。小エビが(笑)
救えるだけ救って普ちゃん家に行く。
「普ちゃん、なんばすいと?」
「うん。タイトル【海老は何度で死ぬか?】、どうない。」
「う、うん。よかっちゃなか💦」
普ちゃんは豪快だった。
からの鍋の中に海老を入れ死んだと判断すると何℃と記入
次は熱湯、その次は水から沸かす。もう数種類計測して表にして完成!!
 
ここらは芦辺町八幡浦、郷ノ浦町渡良浦はこんな育ち方は同じかなと思ったりする。
ただ人数と浦の船の数は勝本浦には敵わないと思う。
「浦」と最後につくのは、漁師町のことのようだ。
 
ところで標題の「競泳」、長崎県大会に行くと圧倒的に弱いw
競泳はなく水泳、遊泳、潜る。
幼稚園の時、友達の家に遊びに行き(そのおじさんは怖い。イカ釣りの時期は昼間寝る。そこへボードゲームを運ぶ途中、音でも出そうものなら「やかましか!!帰れ!!」)と。
で、そのおじさんが友達を片手で持って静かに「泳げ」と投げ捨てた。
僕は目はテンになり、居心地が悪そうにウロウロして目を避けていた。「ま、まさか💦」
 
セ~フ・・・。
あっ、幼稚園のときです(笑)
 
で、大人になるまで競泳を知る人は少ないと思います。
海に潜ってアワビ、トコブシを捕ったりするのが水泳です。
海水浴というのもほぼ知りません。
じっと海辺に寝そべるとかできなくて、ひたすら海に浸かってます。
高校3年の時、同じクラスの友達と筒城浜海水浴場へ行きました。
ビキニの女性にドキドキしてました。「ね~、一緒にバレーやろうよ」と。
バレーとは6人競技でレフト、ライト、センターと・・・。などどぶつくさ言いながら。ビーチバレーに勤しみました。「なぜこの女の人達は一緒にバレーしてんだろ?」と。
するとクラスのやつがこともあろうか声をかけ誘ったみたいで。
これは「水泳」じゃない。と思いつつ、黒のビキニは気になるし。
23歳とのことでした。
 
そして、そのビーチバレーのボールはなぜかまだ私の家にあります。
会社名が載ったまま。福岡◯行と。
 
競泳は体に一本軸を通したように肩を回し(ローリング)、進むのがフリーと背泳ぎです。フリーはその名の通り「古式泳法」で出場しても構いません。
一番難しいのはバタフライと思われがちですが「平泳ぎ」です。タイムを見れば一目瞭然です。そして世の皆さんが「平泳ぎ」と称して泳いでらっしゃるのは競泳サイドから見るとほぼほぼ「カエル泳ぎ」です。
 
島育ちは水泳はほとんどが出来ます。
しかし、競泳はできません。県大会などに行くとあられもない結果で負けてきます。
そうです。
競泳大会ですから(笑)
 
ようするに必要にかられて泳いだり、水に浸かったり、潜ったりが水泳であり、全てが自己流で競技として習ったことがないのです。浜辺の引波に海パン取られたりとか。
 
だから私たちは水泳は出来ても競泳はできないのです。
高校にプールがないのが何よりの証拠でしょう。
 
2004年アテネオリンピック女子800m自由形金メダル




 

【壱岐の象徴・猿岩】

猿 岩

 

【全国の月讀神社、月讀宮の元宮】 

月 讀 神 社