東南アジアのうに

『ガンガゼ』といううにの名前を聞いたことがおありですか?
ただでさえ、うにの殻にはトゲが生えていて触ると痛いものだが、このガンガゼのトゲにはさらに毒があって刺されるととても痛い。その上大量発生して海藻をたくさん食べて漁場を荒らしてしまう。
そんなわけで海水浴客からも漁師からもひどく嫌われてガンガゼだが、実は食べられるんですね。毒針を取り除き。

漁港などにうじゃうじゃいます。
具体的なポイントは特にわからないですが、わりとどこにでもいるみたいです。
特に九州南部、沖縄地方に多く適当な漁港や波止場を除けば大抵見つかります。
というわけでやってきたのは九州のとある漁港。ここを選んだ理由は特に無い。ただなんとなくである。
ガンガゼを食べる文化は天草など九州の一部地域に見られるのみなのだとか。
そんなわけでほとんどの地域では漁師さんも採らないため、あちこちの沿岸にたくさん沸いている。ウニのくせに希少価値皆無だ。

海中を覗くといるいる。やけにトゲの長い不良っぽいビジュアルのウニが数個ずつ固まって点在している。ガンガゼだ。数百メートル歩く間に100匹以上が確認できた。ただしけっこう深場にいるので、なかなか撮影も捕獲もできない。

暗くなるまで探し続けてようやく浅場で孤独に転がっているガンガゼを発見できた。改めて間近で見ると外見が凶悪すぎる。「そのウニ危ないよ」と教えられなくても本能的に触るのをためらってしまうほどのツッパリぶりである。



普段僕たちが食べているムラサキウニくん(左)と並んでもらった。凶悪さが際立つ。


普通のウニと比べてみるといかに攻撃的なルックスかがよくわかる。
ウニは英語で「sea urchin」、海のいたずら小僧と言うそうだが、このガンガゼはそんなかわいいものではないだろう。触れるもの皆傷つける、海の非行少年くらいのレベルには達しているはずだ。

大手さんは実は壱岐産のうにに混入されてらっしゃることが多い。
これはある意味、仕方のないことでもあるんです。
海女、海士が捕るうにには限界があり数をこなせないのである。

汐彩屋のうには純壱岐産の甘塩うに限定です。

★壱岐の新鮮アジと甘塩ウニ★